古い博物画モチーフの文房具が素敵なアメリカのCavallini。
2017年のカレンダーができました。
いろいろ種類はあるのですが、卓上カレンダーと壁掛けタイプを各1種類づつ発注しました。
卓上カレンダー
サイズは6" x 6.5"(152.4×165.1mm)
鉱物、生物系の博物学モチーフが毎月月替わりで12枚。
掲示月が終わったら絵の部分だけ切り抜いて壁に貼ったり、額装すると素敵です。
壁掛けタイプ
サイズ 13" x 19"(330.2×482.6mm)
こちらも月替わりで12枚。
天文学系の博物画のカレンダーです。
ポスターより小さいので、ポスターが大きすぎて持て余していた方にはちょうどいいサイズ。
切り抜けば恐らく、これらのもともとのサイズになるものが多そうです。
ポスターだと拡大されてしまっていて、それはそれで線の描き方の参考になるのですが、
ちゃんとしたスケールでみると高級感・緻密度が増します。
切り抜く際に縁を少し残してエイジング加工しても面白いかもしれません。
本物の博物画とは違いますが、気分は味わえます。
また、本物の博物画より丈夫でいい紙が使われているので、ファイルフォルダーや箱に加工しても大丈夫です。
個人的にはカレンダーとして使う他に、先にもう1冊分、すべて切り抜いてしまって遊ぶ予定です♪
アメリカから届き次第すべてのページの画像をアップして販売開始します。
(9月中には到着予定です)
試験的輸入なので、数はあまり多くありません。
古い博物画や図鑑が好きで、カフェにもいくつか飾ってあり、いくつかは販売用に仕入れてもいるのですが(一応古物商許可証もアリ)どうしても高いのと、同じものをなかなか入手できないので、きらら舎販売用にアメリカのCavalliniという会社のペーパーを輸入することにしました。
サイズは20" x 28"(50.8001 × 71.1201 cm)
価格はすべて¥540(税込)です。
ただし、カフェ受取でも発送でも別途紙管代として¥180(※)がかかります。
カフェ受取の場合は、紙管は要らないよ!!という場合はそのまま丸めてお渡ししますので、紙管代はかかりません。
複数枚ご注文の場合でも紙管代金は¥180のみです。
図案はすべてビンテージのものを使っているそうです。博物画好きの方はきっと気に入る図案だと思います。
少しですがノートも扱う予定です(ページ末に写真を掲載しています)。
ご注文はきらら舎の抽斗室をご訪問ください。
※ 当初予定していた紙管業者と別の仕入れとなったため、予定していた金額より30円ほど高くなりました。
Mineralogie Wrap
Celestial Chart
Birds, Nest & Eggs
Natural History Insects
Merveilles De La Mer
World Map
Hemispheres Map
Astronomy
Color Wheel
Phases of the Moon
PocketNote Set Celestial
NoteBook Set Celestial
Fig1
通称、沙漠の薔薇と呼ばれる標本です。
沙漠の薔薇とは鉱物の名前ではなく、その形状に由来する名前です。
沙漠のオアシス(水があった場所)が干上がって、そこのミネラル分が結晶化して鉱物となったものです。
鉱物としては石膏や重晶石が多く、サハラ砂漠やメキシコで多く採集されます。
しかし、この標本はカナダのものです。
Manitoba, Red River Floodway ,Canada
この産地のものは結晶がボール状に集合しています。
石膏ですが、透明度がすぐれている場合は透石膏(Selenite)と呼ばれる亜種名が使われることが多いようで、この産地のボール状石膏はセレナイトボールと呼ばれることもあります(セレナイトボールに関しては、2014年のニューイヤーカードにも使ったので、そこで再度説明します)。
Fig2
岩塩です。通常はただの透明な四角い結晶です。
産地は
Wieliczka, Poland
ポーランド産の岩塩は青いものも多く産出されます。これは透明ですが短波で真っ赤に蛍光します。
Fig3
コールマン石(Colemanite)
Boron Open Pit Mine,
Kramer Borate,
deposit
Boron, Kerns Country, California, U.S.A.
コールマン石は硼酸塩鉱物で、アメリカの硼素産業における鉱石のひとつです。
コールマン石という名前は、カリフォルニアの硼素産業の実業家、ウィリアム・コールマンに因みます。
硼砂やウレックス石が雨水に溶けて堆積層中に浸透し、再結晶してコールマン石が生まれます。
ルーチカ図鑑の硼酸塩鉱物用にいくつか確保してある、とげとげしたきれいな結晶のものや、今回のように、ただのすべすべした石でしかない標本など、いろいろなものがあります。
Fig4
エスパー石/Esperite
Franklin,Sussex Co,New Jersey,USA
蛍光鉱物のメッカというか総本山というか、そんなフランクリン鉱山でも筆頭の鉱物です。
地質学者エスパー・S・ラーセンJr.に因みます。地味な鉱物なのですが短波のブラックライトで洞窟の中のヒカリゴケのように鮮やかに蛍光します。
Fig5
ハックマン石/Hackmanite
Mont St Hilaire, Quebee, Canada
ハックマン石については天氣後報 I のブログ記事をご参照ください。
http://ameblo.jp/sayanet/entry-10920982269.html
Fig6
透石膏
砂時計構造の透石膏です。
詳細は天氣後報 I をご参照ください。
http://ameblo.jp/sayanet/entry-11388959728.html