天氣後報 II

きらら舎海月倶楽部のアクアリウムバス

2017.11.12 Sunday 15:19
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    クラゲ、飼ってみませんか?

     

    とりあえず、小さいので小さな容器で飼育ができます。

    大きくなった成体は生き物の通販や熱帯魚屋さんなどで時々売っていますが生まれたてのクラゲ(エフィラ)は、なかなか見る機会もないと思います。

     

    サカサクラゲ

    遊離仕立てのものも展示用に持っていきますが、販売は飼育がしやすいサイズを選んでいます。

    餌を与えれば大きくなりますし、週一くらいで給餌すれば1年で3〜5cmに抑えられます。

    寿命は他のクラゲと違って数年と長く、丈夫で飼育しやすいクラゲです。

    褐虫藻がほとんどない青いクラゲできれいです。

     

     

    ミズクラゲ

    遊離直前のストロビラを展示販売します。

    販売もします。ご自宅でポリプが数匹のクラゲへ変身して遊離していくところを観察できます。

    遊離したエフィラは当面は小さな容器(セットしています)で飼育できます。

    餌をあげるとどんどん大きくなります。

    約1ヶ月で7mm〜10mmのクラゲになります。

     

     

    エダアシクラゲ

    寿命はあまり長くないので、展示に持っていきます。

    希望者へはお分けします。

     

     

    クラゲ飼育・・・

    場所も取らないし、海水もまとめて作っておけばそれほど大変ではないし

    その生態もあまり解明されていなので、始めて知ることもきっと多いし・・・・・

    飼育したら楽しいと思います。

    ただ、餌はちょっとめんどくさいといえばめんどくさい。

    ブラインシュリンプエッグという小さなエビの耐久卵を海水に浸けて、24時間で孵化させます。

    孵化には28度くらいが必要なので、部屋の中の温かいところに置いてください。

    孵化したものはそのまま与えず、かならず、濾して、上から少し海水をかけてあらって、きれいな海水の中に放ち、それをスポイトで吸って与えます。

    給餌後数時間後に、別の容器に新しい海水を入れて、クラゲを移します。

    ルーチンワークとしてこなしていくと、それほど苦ではありません。

    大きくなったらそれなりの水槽が必要ですが、サカサクラゲでは17cm角くらいのもの。

    ミズクラゲでは20×30cmくらいの水槽を使っています。

     

     

     

     

    微生物飼ってみませんか?

    金魚みたいに、泳いでいる姿が見えるわけではないので、面白くないといえば面白くないのですが、

    ルーペやL-eyeで観察すると楽しいです。

    ゾウリムシはメダカの餌として、ネットでも販売されているのですが

    なかなか入手が難しいボルボックスをアクアリウムバスでは販売します。

    ペットボトルの外側からルーペで観察すると、小さな緑色の丸いやつがクルクルと回りながら遊泳しているのが観察できます。

    餌も水替えも不要です。

    どんどん殖えるので、1ヶ月に一度、密度が高くなったら植え継ぎといって新しいペットボトルに個体を少し移します。

     

     

    アクアリウムバスでは

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    アクアリウムバスに出てみます♪

    2017.11.05 Sunday 16:51
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      外部イベント参加は、(夏の)博物ふぇすだけにしようと思っていたのですが、
      アクアリウムバスという生物販売イベントに出てみることにしました。

      生物といえば、今年の夏の博物ふぇすではポリプ飼育のすゝめをテーマにして、グリーンヒドラを販売しました。
      生体の通販のリクエストもあるのですが、どうしても抵抗があるので、クラゲやグリーンヒドラはカフェでだけで配布していました。

      その後、グリーンヒドラは海月観察会で無料で差し上げたものを繁殖させた方があり、この方が通販を始めました。
      もともと業者さんだったのでした。

      そして、その方がアクアリウムバスに参加するというので間借りでサカサクラゲを販売しようかなあ〜と思っていました。

      ところが最近、
      先日の海月観察会に参加したかった〜次はいつ?
      ミズクラゲが欲しいです!!!
      などというお問合せがあり、アクアリウムバスで、ミズクラゲのエフィラ遊離を展示しようと思いたちました。
      さらに、ボルボックスリクエストもあったので、これも販売します。ボルボックスにはL-eyeがあったほうがいい・・・・・と、いうことで、L-eyeの白根さんを誘ってL-eyeも展示販売することにしました。
      ・・・・・こんな展開により、間借りでは収まらなくなってきたので、ブース借りました(笑)


      アクアリウムバス http://aquariumbus.com/




      11月26日(日)
      東京都立産業貿易センター・台東館 5F
      11:30〜17:00 (10:30〜は先行入場の方のみ)  

      きらら舎の展示販売内容
      ・サカサクラゲ 遊離仕立てのエフィラ〜数か月飼育したクラゲ
      サイズ別に1〜5匹を飼育容器に入れて販売します。  
      「当面飼育セット」は別売りしています。

      ・ミズクラゲ  エフィラ・メタフィラ・稚クラゲ、ストロビラ
      先日の海月観察会で遊離させたエフィラを1か月飼育したものを販売します。
      かなりがっつり給餌しているので、当日までには稚クラゲになるかなと思っていますが、個体差があるので
      エフィラ・メタフィラ・稚クラゲとしました。成長が近いものを数匹セットします。
      ストロビラはデモ展示もします。
      当日、ちょうど拍動していたり、遊離したりするといいのですが。
      とりあえずは、ストロビレーションを始めたもの、あるいはエフィラが出かかっているものを販売します。
      エフィラ容器セットです。
      「当面飼育セット」は別売りしています。

      ・エイレネクラゲポリプ
      真っ白いヒドロ虫綱のクラゲポリプです。
      小さなクラゲがでます・・・・・が、とりあえずポリプのみの販売です。
      少し温度を上げてクラゲを出すのに挑戦してみます。
      「当面飼育セット」は別売りしています。

      ・ボルボックス
      培養容器入りです。
      1か月くらいはそのまま培養できます。肉眼でもかろうじて観察できますが、L-eyeやルーペで観ると楽しいです。
      1か月後、たくさん殖えていたら植え継ぎをしてください。
      植え継ぎに必要な石灰石と栄養剤はたっぷりセットしています。

      当面飼育セット
      給餌容器・ブラインシュリンプ孵化容器2つ・ブラインシュリンプエッグ・海水の素・スポイト3種類
      エイレネクラゲポリプ用は、ブラインシュリンプ孵化容器2つ・ブラインシュリンプエッグ・海水の素・スポイト1種類です。

      ・『標本BOOK』
      本ではクラゲ標本は作らないというページがありますが、作った人(ミコ・ヴォイドさん)がいるので
      その標本も一緒に展示販売するほか、作り方の説明もします。自分では作らないけど・・・・・

      ・L-eye 各種
      開発者の一人、白根さんによるデモンストレーションにて、ブースで微生物の撮影体験ができます(スマホをお持ちください)。
      L-eyeはいくつも種類があるので、どれが一番自分に合っているのかをじっくり選んでみてください。

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      2017海月観察会〜ミズクラゲ〜

      2017.10.29 Sunday 10:53
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        昨日、今年の海月観察会〜ミズクラゲ〜を開催しました。

         

        ミズクラゲ/きらら舎

        普段のミズクラゲポリプ。

         

        これに温度刺激を与えるとストロビラ化(ストロビレーション)を始めます。

        実際には給餌停止・光量の調節などを合わせて行います。

         

        ミズクラゲ/きらら舎

        伸び始めました。

        ストロビラは日本語では横分体といいます。

         

        ミズクラゲ/きらら舎

        さらに伸びています。

        くびれがくっきりして、色も杏子色に色づいてきました。

        また、触手は残っています。

         

        ミズクラゲ/きらら舎

        色はどんどん赤くなっていきます。

        この頃になると、日々状態が変わります。

         

         

        ミズクラゲ/きらら舎

        昨日の一番進んでいたものたち。

         

        ミズクラゲ/きらら舎

        ミズクラゲ/きらら舎

        L-eyeにて お手伝いスタッフ@ヴォイドさん撮影

         

        触手はすっかり退化して消滅しています。

         

        ミズクラゲのポリプは分裂などで殖えていきます。

        上の写真は、2つのポリプがくっついていて、片方だけがストロビラ化したようです。

         

         

        ミズクラゲ/きらら舎

        ストロビラとは松かさのこと。

        上の赤い2つは本当に松かさみたいです。

        下のものはもともとが大きなポリプだったのでしょうか。

        かなり伸びています。

        この長さが長いほどエフィラはたくさん出るのですが、お尻のほうもエフィラは小さくてあまり長く生きません。

        (たくさんの中で飼育するためだと思います。数匹だけ丁寧に飼育すれば長生きするのかも)

         

         

         

        ミズクラゲ/きらら舎

        さきっちょのほうは、エフィラの腕がわかるようになってきました。

         

        ミズクラゲ/きらら舎

        やがてさきっちょから拍動を始め、エフィラが遊離していきます。

         

         


         

        ミズクラゲ/きらら舎

        エフィラ・・・・グー

         

        ミズクラゲ/きらら舎

        エフィラ・・・パー

         

        L-eyeにて お手伝いスタッフ@ヴォイドさん撮影

         

         

         

        【飼育方法】

        温度:15〜22度(25度以上にならないように。20度がベスト)

        比重:海水より少し薄目。比重では1.020。塩分濃度では2.7%くらい

         

        (1)海水を作る

        まずは海水を作っておいてください。

        比重計や塩分濃度計がない場合は、キッチンスケールなどで人工海水の素を14g量ります。

        これを500mlの水道水にカルキ抜きを入れたものに入れてよく振って溶かします。

        500mlは予め、500mlの炭酸水などの入ったペットボトルを購入し、水面の高さを油性マジックやビニールテープでマークしておきます。

        その後、中身は美味しくいただき、よくすすいで使います。

         

        (2)エフィラが分離するまではできるだけ動かさずに観察します。

         

        (3)エフィラ容器を用意します。

        (お渡しした小さな太鼓型のびんに一晩置いた(1)を入れます)

         

        (4)エフィラが遊離したらスポイトで吸ってエフィラ容器に移します。

        エフィラは下にたまっているので、時々、飼育びんを回して水流を作って泳がせます。

        しかし自力で泳ぐと体力を消耗するので、適度に行ってください。

        スポイトで水流を作ることも有効です。

         

        ミズクラゲ/きらら舎

         

         

         

        (5)ブラインシュリンプを孵化させます。

        ブラインシュリンプ容器(小さな四角いタッパでOK)に(1)を入れ、耳かき半分のブラインシュリンプエッグを入れ、振って混ぜて、温かいところに置きます。

        28℃で24時間で孵化します。

         

        (5)ブラインシュリンプを洗う

        孵化した水はとても汚れているので、ブラインシュリンプは洗って与えます。

        孵化したブラインシュリンプは光のほう(角)に集まっているので、それをスポイトで吸い取り、フィルターの上に出して濾します。

        フィルターはプランクトンネットやストッキング、茶漉し(セレックVフィルター)などが使えます。

        コーヒーフィルターを使ってもよいのですが、ペーパーやネルだとブラインシュリンプがくっついてしまう場合があります。

        濾したら、上から水をかけて洗います。水はカルキ抜きした水道水でも(1)の海水でもどちらでもかまいません。

        洗ったら、フィルターを逆さまにして別の容器の上に置いて海水をかけて容器の中にブラインシュリンプを落とします。

         

        (6)給餌

        遊離したエフィラに給餌します。

        エフィラは給餌用の容器やシャーレに移して、上からブラインシュリンプを吹きかけます。

        ちゃんと食べることができれば、中心部(胃腔)がふっくりと色づきます。

        できるだけ食べっぱぐれないようにします。

        しかし一度に大量のブラインシュリンプを与えると水が汚れますので、少量づつ丁寧に給餌します。

         

        エフィラを出し切ったポリプにも給餌します。

        ポリプは容器に再固着するので、飼育容器にブラインシュリンプを入れます。

         

        (7)換水

        エフィラが餌を食べている間、飼育容器を洗ってきれいな海水を入れておきます。

        エフィラは給餌4時間後に、飼育容器に戻します。

        丁寧に飼育する場合は給餌1時間後に飼育容器に戻し、さらに数時間後、水が汚れたと思ったら(4時間後くらいで消化して未消化の分や排泄をします)再度水を全換水します。

        ポリプも同様ですが、エフィラほど神経質にならなくても丈夫です。

        また、ポリプは1週間に一度くらいの給餌でも死にません。

        毎日餌を与えればどんどん殖えるし、ぎりぎりの餌だけを与えていればそれほど殖えません。

        給餌したら必ず換水しますが、給餌しない場合でも水が汚れたと感じたら換水します。

         

        換水時には温度を合わせることも忘れずに行ってください。

         

         

        ミズクラゲは約1か月後にメタフィラ〜稚クラゲとなります。

         

        ミズクラゲ/きらら舎

        ミズクラゲ/きらら舎

        ミズクラゲ/きらら舎

        メタフィラ

         

         

        ミズクラゲ/

        ミズクラゲ/

        稚クラゲ

        約5〜8mm

         

        大きくなってきたら、できるだけ密度を低くして育ててください。

        (容器を大きくする)

         

        エアレーションをしたほうが生存率は上がります。

        エアレーションはごく弱く、先にエアストーンなどはつけずに1秒間に5気泡くらいで水流を作ります。

        水流を作っても吹き溜まりみたいな部分はどうしてもできますので、時々溜まっているクラゲたちをスポイト水流で吹き飛ばして水流に乗せてください。

         

        ミズクラゲ/きらら舎

         

        1cmを超えたら水槽に移します。

        ミズクラゲは

        ・水流が必要

        ・気泡が傘に入ると穴が開いてしまう

        ・濾過装置を入れると吸い込まれてしまう

        ・・・・・という難問があります。

         

        今までいろいろな水槽を試し、自作でも試したのですが、Jelly Clubの作っているシステムが一番長く飼育することができました。

        既製品を使って作っている水槽なので、価格もリーズナブルな上、管理人の山田さんはとても親切なので、いろいろ相談にも乗ってくださいます。

        何年もミズクラゲは3ヶ月くらいしか飼育することができなかったのですが、この水槽と山田さんのサポートで昨年は長く飼育することができました。

        http://www.microbase.jp/JellyClub/ShopData/os10.htm

         

         

        今回発生させたエフィラは11月26日のアクアリウムバスにて販売予定です

        (知人のブースに間借りします。ブース名などは追ってこのページでご案内します)

         

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        カフェでの生体ワークショップについて

        2017.10.12 Thursday 10:08
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          カフェで毎週土曜、最終予約時間(17:00〜18:30)に行っている理科室カフェでは、生体を扱ったものがいくつかあります。

           

          一番最初に行ったのは「微生物観察会」。

          モニタ付きの顕微鏡にてゾウリムシやボルボックスの観察を行いました。

          参加者はほぼなし。

           

          その後、ミズクラゲのストロビレーションを見せようと「海月観察会」を行いました。

          何年か飼育(維持)していたミズクラゲのポリプからクラゲが発生するところを見たいと思い、どうせならば多くの人と一緒に見たいと思ったことがきっかけです。

          日程を決めて、それに合わせてポリプをストロビ化させるのはなかなか難しく、これは専門家にお願いしました。

          クラゲはまだまだ未知の部分が多く、ポリプがストロビレーションを起すトリガー(引き金、きっかけ)もあまり明確にはわかっていません。

          一応、ミズクラゲは一番研究が進んでいるクラゲで、温度管理などで人為的にストロビレーションを起すことができるようになりました・・・・・とはいえ、温度・光量・飢餓状態といくつかの条件がバランスよく整わないと、「この日」と決めた日にクラゲを発生させるのは難しいのです。

           

          最初はポリプって何?ストロビラって何?という方々が、少しだけ参加してくださいました。

           

          でも、多分、見ると感動します。

          詳細については過去のブログなどをご参照ください。  >>12月海月観察会

           

          クラゲ/きらら舎

          クラゲ/きらら舎

          クラゲ/きらら舎

          クラゲ/きらら舎

          クラゲ/きらら舎

          クラゲ/きらら舎

           

           

          その後、飼育していたサカサクラゲのポリプからクラゲがでるようになりました。

          塩分濃度(比重)は低め、温度は高め、などサカサクラゲのポリプがストロビレーションするトリガーについてはいろいろ言われていますが、うちではお正月から出始め、その後ずっと出続けています。

           

           

          クラゲ/きらら舎

          クラゲ/きらら舎

           

          微生物ファンも少しは増え、L-eye開発をされている方とも知り合い、ワークショップ用にL-eyeを購入したので、

          カフェではなく、今度は微生物BARをやってみることにしました。

          ちょっと呑みながら、ミクロの世界をのぞくのは楽しいです。

           

          それから、次は・・・・・

          ウニの発生実験をしてみようと思っています。

           

          冬はバフンウニ。

          日程は月齢に合わせて調整中です。

           

          予定では・・・・・

           

          ワークショップ数日前に受精させておき、

          当日にも卵割の進行を早送りで観察できるように、受精を行っておき、念のためにホルマリン漬けの観察用のもの、あるいはスライドグラス状態のものをも仕入れておきます。

          ワークショップでは、未受精卵と精子の観察。受精による受精膜の観察、前もって用意しておいた卵割の観察をします。

          そして3日前に受精させておいたものは、4腕プルテウスになっているはずなので、それを観察・・・・・

           

          さらに、4腕プルテウスは培養ケースに入れて、お持ち帰りいただきます。

          通常はここまでが多くの理科室で行われている実験です。

          個人的にはメインはこの後。

           

          プルテウスを飼う!

          稚ウニにまで変態できるのは半数といいます。

          でも数ミリのウニ、飼ってみたくありませんか??

           

           

           

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          ゾウリムシ

          2017.10.10 Tuesday 09:27
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            ゾウリムシ / Paramecium caudatum

            ミドリゾウリムシ/ Paramecium bursaria

             

            ゾウリムシ/きらら舎

            ゾウリムシは繊毛虫の一種で、単細胞生物。

            オランダのレーウェンフックによって17世紀末に発見されました。

             

             

            一般にゾウリムシというと、Paramecium caudatum のことですが、同種の

            ヒメゾウリムシ  P. aurelia

            ミドリゾウリムシ P. bursaria

            ヨツヒメゾウリムシ P. tetraurelia

            を加えて、4種のゾウリムシ属を Parameciumとしています。

             

             

            11月4日のカフェの微生物BARではゾウリムシ P. caudatumとミドリゾウリムシ P. bursariaをご用意します。

             

            通常ゾウリムシはメチルセルロースで動きを止めて観察するのですが、運がよければ分裂に出会えるかもしれないので、今回は特別なスライドガラスにて観察をします。

             

            ミドリゾウリムシは体内にクロレラを共生させた緑色をしたゾウリムシです。

            ゾウリムシはクロレラを摂食するのに、共生したのはどんなきっかけだったのでしょうか。

            そんなところも、微生物BARではお酒を呑みながら顕微鏡やスマホ顕微鏡を使ってミクロの世界を眺め、お話ししてみたいと思います。

             

            顕微鏡写真はせっかくなので微生物BARで撮影したものを後日アップしたいと思います。

             

             

            さて、このゾウリムシとミドリゾウリムシですが、販売もします。

            詳細は微生物BARの記事をご参照ください。  >>11月のカフェ営業ご案内

             

             

            ゾウリムシは何を食べるのかというと、図鑑などには「真正細菌を餌とする」と書かれています。

            飼育(培養)下では酵母を与えます。

            納豆と豆乳と砂糖、ヨーグルトなどで培養液を作ってる場合もありますが、面倒なのと雑菌で腐る場合があるので、わたしは強力わかもとを削って与えています。

            豆乳やエビオス錠やニューカロリーメイトで培養している人もいます。

             

            ミドリゾウリムシは共生しているクロレラから光合成で得た栄養分をもらっているので、餌が少なくても維持できます。

            ・・・・・が、あまり陽にあてると藻や苔が発生するので、個人的にはクロレラが生きることができるだけの日光と、餌で培養することをお薦めします。

             

            カフェでは500mlのペットボトルに入れてお渡しします。

            強力わかもとを5錠おつけします。

            直射日光を避け、15〜25度に置き、1週間に1度、強力わかもとを1/4錠入れます。

             

            考え方によるのですが、コンタミ(他の微生物や雑菌が混入すること)を防ぐために、錠剤にはできるだけ手を触れずに投入せよという意見もあります。

            コンタミを気にする場合は、1か月ごとに植え継ぎをし、その際に1錠投入するようにするといいと思います。

            わたしは1週間に1度、あるいは2〜3度(時間の余裕があるかないか)、1か月に500mlに1錠を目安にカッターで削って入れています。

             

             

            ゾウリムシはよく殖えます。

            殖えすぎると減っていき、突然全滅します。

             

            そこで、2週間〜1か月を目処に、かなり殖えてきたな・・・・おや殖え方が止まったな・・・・というタイミング(おや、少し減ってきたかも・・・・くらいでも間に合います)で、植え継ぎをします。

             

            【植え継ぎの方法】

            新しいミネラルウォーター500mlを2本買ってきます。

            1本分はグラスなどに移して飲んじゃってください(口飲みはしない)。

            空いた1本にもう1本分を半分入れます。

            培養中のゾウリムシの水を振らないようにして、それぞれにお茶を入れるように少しづつ数回に分けて入れていきます。

            最後に、もやもやしたものが底に残っていて、そこにもゾウリムシはいるかもしれませんが、これは捨てます。

             

            下水の生体系が気になる場合は土に捨ててください。

            (下水に到達する前に塩素や洗剤分で死んじゃうと思いますが)

             

            順調にいけば、こうして毎月、倍々に殖えていきます。

             

            もしメダカを飼っている方は、ゾウリムシを与えるとよく卵を産むようになります。

            合わせてミジンコも飼っていると、ミジンコの餌にもなります。

             

            ペットというには、肉眼で見づらくて残念ですが、小さなペットボトル・・・インテリアにしたい場合はフラスコなどに入れて

            飼ってみてはいかがでしょうか。

             

            海月やその他生物(第弐標本室) | comments(0) | - | - |