天氣後報 II

サカサクラゲの色のこと

2017.01.31 Tuesday 12:09
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    母の病院の待ち時間を利用して、サカサクラゲの不思議な話を記録しておきます。

     

    現在、サカサクラゲはポリプとエフィラと成体がいます。

    ポリプはプラヌロイドというプラヌラ(受精卵が卵割を繰り返して鞭毛が生えて海中に泳ぎでる時期の幼生)みたいなものを出します。そして時々クラゲを出します。

    ミズクラゲのように1つのポリプから複数のクラゲが出るタイプではなく、1つのポリプから1つのクラゲが出ます。

     

    小さな容器で飼育していると、このプラヌロイドを捨ててしまいがちなので、ポリプびんを作りました。

    ポリプびんも、いずれ換水・洗浄は必要なのですが、毎日洗う必要はないので楽です。

     

    ここに投入しているポリプはDNAが多分別のものが2種類あります。

    スペースの都合上、そしてブリーダーでもないので、まあいいかといっしょくたです。

     

    今年に入ってから、エフィラが出るようになりました。

     

    チューリップみたいな先に触手が伸びているような形をしているポリプの先が変色したかと思っているうちにクラゲの形に変形してくるのです。

     

     

    サカサクラゲ/きらら舎

    サカサクラゲ/きらら舎

    サカサクラゲやタコクラゲは基本的に体内に褐虫藻という植物性プランクトンを共生させています。

    光合成により褐虫藻が作りだした栄養分をもらっています。

    サカサクラゲは褐虫藻に、より、光があたるように逆さまになっています。

     

    ポリプびんは洗いたくないので、できるだけ藻や苔が生えないように、早朝の1時間ほどしか光があたらない位置に置いています。それでも生まれてきたエフィラは上の写真のような飴色をしています。

    褐虫藻の名前どおりの褐色です。

     

    ポリプから分離したエフィラは捕獲してエフィラ容器で飼育します。

    エフィラ容器と成体の水槽はがっつり光があたる南側の窓辺で、レースのカーテン越しの明るい場所です。

    曇りや雨の日には光合成用のLEDライトをあてています。

     

    成体のほうはもともと褐虫藻が少ない、あるいはほとんどないDNAのもので、この環境でも青いままです。

     

    青いサカサクラゲ/きらら舎

    まだ小さかった時(真ん中の黄色は食べたエビの色)。

     

    青いサカサクラゲ/きらら舎

    最近

     

    この青いサカサクラゲはクラゲ飼育の師匠の一人、My AQUAの宮川さんが送ってくれたもので、到着した時から白をベースとして青い筋があるというような色合いでした。

    これとは別に、うちで生まれたエフィラはもともと飴色でした。

    エフィラには褐虫藻に必要な光も十分与えているし、褐虫藻が生きられない高温になることもありません。

     

    でも、飴色エフィラがどんどん青くなってきています。

     

    青いサカサクラゲ/きらら舎

     

    青いサカサクラゲ/きらら舎

    もともと、濃い褐色だったものもこんな感じ。

     

     

    餌をたくさんあげると、褐虫藻に頼らなくなって、色が抜けていくのかなあ・・・・・・

     

    でも、まあ、青いほうがきれいだからいいのですが。

     

    海月など(第弐標本室) | comments(0) | - | - |

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