天氣後報 II

ベニクラゲ

2017.10.04 Wednesday 08:02
0

    ベニクラゲ/きらら舎

     

    和名はベニクラゲ。
    英名はImmortal Jellyfish

    Immortalとは不滅という意味です。

    一般的なクラゲの生活史としては、成熟個体の有性生殖により卵ができ、
    それがプラヌラとなって海中に泳ぎだし、
    岩などに固着してポリプになります。
    ポリプが無性生殖で増殖し、やがてクラゲを出します。
    クラゲはマミズクラゲで1週間。ミズクラゲで半年から1年。種類によって寿命が異なります。

    ベニクラゲは3ヶ月。

    しかし、研究では寿命が尽きた成熟個体がポリプに変身する場合がある、つまり若返ることがわかっています。
    それでImmortal、不滅のクラゲというわけ。
    今回のクラゲは東北産です。
    南の海のベニクラゲに、この若返りが多くみられるそうなので東北産での期待は薄いのですが。

    ベニクラゲの寿命は3ヶ月といわれていても、採集され、輸送され、狭い水槽に押しこまれたクラゲは1か月維持できれば 「よくやった」と言われる、そんな感じ。

    今回来たのは成熟個体でした。
    採集時に稚クラゲを複数捕まえることができても、同じDNAである場合も少なくなく、なかなか飼育中に卵を抱える状態にはならないのですが、 今回はすでに卵を持っている個体がいるみたいです。
    一か月の間にプラヌラ出て、ポリプになればいいんだけど・・・


    ベニクラゲ/きらら舎

    スマホカメラの限界ですが、つぶつぶ感はわかるかと思います。多分これが卵かプラヌラ。

     

    ベニクラゲ/きらら舎

    ピコピコと上昇し、ばさ〜〜〜っと触手を広げて降りてきます。

     

    で、一番上の写真の右下に丸い何かが写っていました。

    拡大してみました。

     

    ベニクラゲ/きらら舎

    なんだろう・・・・・

     

    それから、到着時には比重を合わせて、その後温度を合わせるのですが、その時の写真。

     

    ベニクラゲ/きらら舎

    糸くずみたいなものがみえます(上の水色矢印)。

    それと粒がみえます(下の緑色矢印)。

     

    採集水ではなく、洗浄海水とのことなので、混入はないかとも思います。

    そもそも洗浄海水ってどういうものを指しているのかが不明なのではありますが、新たな人工海水のことであったとしても、別途採集した海水を沸騰させて滅菌したということであったとしてもいずれにせよ、他の生物の混入はないだろうと考えたわけです。

     

    と、なるとこれはベニクラゲのストロンであり、ベニクラゲのプラヌラであると考えたい・・・・・

    ってことで、クラゲを水槽に移したあとの水はびんにいれ、ブラインシュリンプを与えておきました。

     

     

    海月やその他生物(第弐標本室) | comments(0) | - | - |

    コメント

    コメントする