天氣後報 II

ゾウリムシ

2017.10.10 Tuesday 09:27
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    ゾウリムシ / Paramecium caudatum

    ミドリゾウリムシ/ Paramecium bursaria

     

    ゾウリムシ/きらら舎

    ゾウリムシは繊毛虫の一種で、単細胞生物。

    オランダのレーウェンフックによって17世紀末に発見されました。

     

     

    一般にゾウリムシというと、Paramecium caudatum のことですが、同種の

    ヒメゾウリムシ  P. aurelia

    ミドリゾウリムシ P. bursaria

    ヨツヒメゾウリムシ P. tetraurelia

    を加えて、4種のゾウリムシ属を Parameciumとしています。

     

     

    11月4日のカフェの微生物BARではゾウリムシ P. caudatumとミドリゾウリムシ P. bursariaをご用意します。

     

    通常ゾウリムシはメチルセルロースで動きを止めて観察するのですが、運がよければ分裂に出会えるかもしれないので、今回は特別なスライドガラスにて観察をします。

     

    ミドリゾウリムシは体内にクロレラを共生させた緑色をしたゾウリムシです。

    ゾウリムシはクロレラを摂食するのに、共生したのはどんなきっかけだったのでしょうか。

    そんなところも、微生物BARではお酒を呑みながら顕微鏡やスマホ顕微鏡を使ってミクロの世界を眺め、お話ししてみたいと思います。

     

    顕微鏡写真はせっかくなので微生物BARで撮影したものを後日アップしたいと思います。

     

     

    さて、このゾウリムシとミドリゾウリムシですが、販売もします。

    詳細は微生物BARの記事をご参照ください。  >>11月のカフェ営業ご案内

     

     

    ゾウリムシは何を食べるのかというと、図鑑などには「真正細菌を餌とする」と書かれています。

    飼育(培養)下では酵母を与えます。

    納豆と豆乳と砂糖、ヨーグルトなどで培養液を作ってる場合もありますが、面倒なのと雑菌で腐る場合があるので、わたしは強力わかもとを削って与えています。

    豆乳やエビオス錠やニューカロリーメイトで培養している人もいます。

     

    ミドリゾウリムシは共生しているクロレラから光合成で得た栄養分をもらっているので、餌が少なくても維持できます。

    ・・・・・が、あまり陽にあてると藻や苔が発生するので、個人的にはクロレラが生きることができるだけの日光と、餌で培養することをお薦めします。

     

    カフェでは500mlのペットボトルに入れてお渡しします。

    強力わかもとを5錠おつけします。

    直射日光を避け、15〜25度に置き、1週間に1度、強力わかもとを1/4錠入れます。

     

    考え方によるのですが、コンタミ(他の微生物や雑菌が混入すること)を防ぐために、錠剤にはできるだけ手を触れずに投入せよという意見もあります。

    コンタミを気にする場合は、1か月ごとに植え継ぎをし、その際に1錠投入するようにするといいと思います。

    わたしは1週間に1度、あるいは2〜3度(時間の余裕があるかないか)、1か月に500mlに1錠を目安にカッターで削って入れています。

     

     

    ゾウリムシはよく殖えます。

    殖えすぎると減っていき、突然全滅します。

     

    そこで、2週間〜1か月を目処に、かなり殖えてきたな・・・・おや殖え方が止まったな・・・・というタイミング(おや、少し減ってきたかも・・・・くらいでも間に合います)で、植え継ぎをします。

     

    【植え継ぎの方法】

    新しいミネラルウォーター500mlを2本買ってきます。

    1本分はグラスなどに移して飲んじゃってください(口飲みはしない)。

    空いた1本にもう1本分を半分入れます。

    培養中のゾウリムシの水を振らないようにして、それぞれにお茶を入れるように少しづつ数回に分けて入れていきます。

    最後に、もやもやしたものが底に残っていて、そこにもゾウリムシはいるかもしれませんが、これは捨てます。

     

    下水の生体系が気になる場合は土に捨ててください。

    (下水に到達する前に塩素や洗剤分で死んじゃうと思いますが)

     

    順調にいけば、こうして毎月、倍々に殖えていきます。

     

    もしメダカを飼っている方は、ゾウリムシを与えるとよく卵を産むようになります。

    合わせてミジンコも飼っていると、ミジンコの餌にもなります。

     

    ペットというには、肉眼で見づらくて残念ですが、小さなペットボトル・・・インテリアにしたい場合はフラスコなどに入れて

    飼ってみてはいかがでしょうか。

     

    海月やその他生物(第弐標本室) | comments(0) | - | - |

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