天氣後報 II

ワレカラ

2018.04.22 Sunday 09:37
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    博物ふぇすてぃばる!でのガクモンからエンタメ☆テーマは『鉱物の蛍光と生物の発光』・・・・・なのですが、マイナーな(ペットショップには売っていない)生き物について、博ふぇす用にちゃんとまとめてみようかなと思いたちました。

    無論、まじめな研究発表なんかではありませんが。

     

     

     

    ワレカラ

     

    文学部文学科だったので、古い書物(『古今和歌集』や『山家集』、『伊勢物語』など)に登場する「藻に棲む虫、ワレカラ」の名前だけは知っていました(ちなみに、ワレカラは甲殻類、エビの仲間で虫ではありません)。

    大人になって、クラゲポリプやボルボックス、ミジンコ、最近ではウニや有孔虫やウーパールーパー(卵)なども増えて、さながら机の周りには小さなタイドプールともいえる壜や小さな水槽が並んでいます。

    ここにワレカラを追加しない理由はありません。

     

     

    【ワレカラ/Caprella equilibra】

     

    節足動物門

    甲殻亜門

    フクロエビ上目

    Caprelidira 目

    Caprelloidea 科

     

    詳しいことは前述のとおり小冊子かフリーペーパーにまとめます。

    次に出版する本にも、なんとかコラムなどで入れたいともくろんでいます。

     

     

    ワレカラ。

    これはオオワレカラだと思います。

    (わかる方、ご連絡ください)

     

    ワレカラ/きらら舎

    ちょうど陸上のナナフシのようです。

    藻につかまって、かなり激しくユラユラしたりします。

    じっとしていると藻の枝と同化してしまい、どこにいるのかわかりません。

     

     

     

    ワレカラ/きらら舎

     

     

    基本、藻につかまってじっとしたり、ユラユラしているのですが、シャクトリムシのように体を折り曲げて移動します。

     

     

    うっかり藻から落ちてしまいました・・・・・

     

    ワレカラ/きらら舎

    が、このあと、ふわっと浮いて、またアオサに飛び乗ることができました。

     

     

     

    海藻に捕まっているのだから海藻を食べるのかなと思っていました。

    でも、実験的にいろいろな餌を与えてみました。

     

    クリルやシラスも食べました。

    でも、一番、ワレカラたちが騒いだのが生の桜エビ。

    母の好物で、この季節にしか食べることができないので、早速買ってきました。

    それを少しいただきました。

     

     

     

     

    ワレカラ、ごはん奪われる!

    ワレカラA [うまい、うまい」
    ワレカラB 「くれよ・・・・・くれよ・・・・・えい!!」

     

     

     

     

     

    ワレカラ、泳ぐ!!

    通常は海藻の上をよいしょ、よいしょと、シャクトリムシのように移動するのですが、
    やるときゃやります。
    なんと、泳ぎました!

     

     

     

     

     

    ワレカラ母さんのおなかが!

    ワレカラのメスはおなかに育児嚢をもっているのですが、なんだか膨らんだり、縮んだり・・・・・
    最初におなかが膨らんだ瞬間、右上にいたワレカラがびっくりするのが笑えます。

     

     

     

     

     

    ワレカラの赤ちゃん

    ワレカラの赤ちゃんが生まれました。
    生れてからしばらくの間は母さんの体にくっついて暮らします。
    それにしても、ワレカラ母さん、赤ちゃんまみれww
     

     

     

     

     

     

     

    ワレカラの母さんにあげたシラスを・・・

    ワレカラの母さんにシラスをあげました。
    奪い取るようにシラスをつかんだ母さん。
    それに赤ちゃんも群がってきました。
     

     

     

     

     

    【ワレカラ飼育メモ】
     

    基本的に毎日、シラスやクリルを小さくちぎってピンセットで与えています。

    急に差し出すとビクッとのけぞります。

    全員に餌を渡せるわけでもないので(ウメボシイソギンチャクと違って、どこにいるかがなかなかわかりづらい)もらえなかった奴らは藻を食べます。

    マルチライフ付きのホンダワラの束を沈めておいたところ、1週間で見るも無残な姿となりました。

    落ち葉舞い散る水槽と化していますが、枯れたのではなく、食い荒らされているのです。

    落ちた葉も拾って食べていたりします。

     

    ところが!!

    なんと共喰いもします。

    大きなワレカラが何かエビみたいなものをくわえているので、ヨコエビかと思ってよく見たら小さなワレカラでした。

    喧嘩して噛みついて勝ったという状況なのかと思って見ていたのですが、一向に放しません。

    取り上げた時には小さなワレカラはすでにご臨終。

    水槽には2種類のワレカラが確認できています。

    でも、共喰いは同じ種類みたいでした。

    今以上に餌を与えないと、「そして誰もいなくなった」となりかねません。

     

    シラスなどを投入すると水質悪化が進むので、まずはホンダワラを追加してみたいと思います。

    海月やその他生物(第弐標本室) | comments(0) | - | - |

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