天氣後報 II

ハックマン石

2018.05.01 Tuesday 09:52
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    ハックマン石・・・・・

    ホリミネラロジーの 堀 秀道さんの著書で、黒紙に包んでおいた標本を見学者が開けてしまい、慌てて包みなおしたというエピソードが書かれている、その石です。

     

     

    掘り出される前はライラック色(堀さんはバラ色と表現しています)で、光に当たると灰白色に変色してしまいます。

    普通に販売されている場合、照明下にあるため、すでに灰色の地味な色になっています。

    ハックマン石は方曹達石の亜種で、含まれる硫黄がアクチベーター(活性因子)となり、ブラックライトを照射すると強い蛍光を発します。

    また、光があたって色が変わった部分にブラックライトを当てると色が戻ってくるという性質もあります。

    「テネブレッセンス」と呼ばれています。

    語源はラテン語の「暗闇(tenebrae)」にあります。イタリア語でもテネブローソ(tenebroso)は「闇」という意味です。
    美術で、光と闇のコントラストを強調した手法『明暗対比画法』をテネブリズム(tenebrism)と言うのも多分同じ語源だと思われます。

    テネブレッセンスをより一般的な科学用語で探せばフォトクロミズム(photochromism)というものがあります。

    クロミズムとは、物質の色が外部からの刺激によって可逆的に変化する現象のことです。

     

     

    ハックマン石/きらら舎

    これはGWの三省堂さんイベントに納品したもの。

    3cm角の手作り紙箱に、アフガニスタン産のハックマン石と、カナダケベック産の閃長岩を伴ったハックマン石をそれぞれ入れました。

    5月5日のカフェときらら舎でも販売します。

     

    ハックマン石/きらら舎

    ケベック州産のほう。

     

    ハックマン石/きらら舎

    アフガニスタン産のほう。

     

    アフガニスタン産はハックマン石ではよくある霞石が母岩。

     

     

    大き目の一点モノ。

    これはカナダのほう。

     

     

    Mont Saint-Hilaire, Quebec,Canada

     

     

    ハックマン石/きらら舎

    ハックマン石/きらら舎

    ハックマン石/きらら舎

    カスミ石母岩のものと比べて、青灰色の部分があり、白色部分はカスミ石の乳白色よりきれいな白です。

     

    ハックマン石/きらら舎

    ハックマン石/きらら舎

    ハックマン石/きらら舎

    白い部分が蛍光していることがわかります。

     

    ハックマン石/きらら舎

     

    ハックマン石/きらら舎

    何万円もする立派な標本ではないので、結晶の形などもわからないのですが

    ずっとブラックライトを当てておいてみると、色がわずかに戻る(テネブレッセンス)のがわかるかもしれません。

     

     

     

     

     

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