天氣後報 II

006 SnowMorning

2014.02.26 Wednesday 22:33
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    006 SnowMorning


    ヴォーレンダング氏は、ある冬の朝、寝室の窓があまりにも明るいのでいつもより早く目が覚めました。
    まだ陽が昇ったばかりの時刻にもかかわらず、カーテンを通して窓外の明るさで部屋が白く輝いていました。
    眠い目を擦りながら、カーテンを開けると、そこは一面の銀世界でした。
    一年を通して、そこそこ温暖なステルクララの町では珍しい雪の朝でした。
    家々の屋根や木々に積もった雪の上を光の分子がキラキラと躍っているようでした。
    早速、氏はマーブル化のための収集壜に光を集めました。

    真っ白に仕上がったマーブルは時々、淡いピンク色の光を帯びます。
    目には見えなかった春が、もうすぐそこまで来ているのかもしれません。
    006 SnowMorning
    マーブル(球体研究室) | comments(0) | - | - |

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