天氣後報 II

きらら葉 #41

2014.04.18 Friday 11:32
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    きらら葉 #40の後、なかなかきらら葉の制作にまで手が回らず、ずいぶんと間が空いてしまいました。
    きらら葉 #41はカフェ(cafeSAYA)でできるワークショップについてまとめました。

    カフェではいろいろなワークショップを行っております。
    もともとは、何のイベントもない日のためのものだったのですが、カフェイベントと「何のイベントもない日」の区別があやふやになってきたので、最近はイベントの日でも、できるワークショップをご用意したりしています。

    ワークショップというと、完成品の見本があり、それを参加した人たちが一緒に作る・・・というものが多いかと思いますが、カフェでのワークショップは図工の時間のような感じです。

    カフェのご予約の際に、その日その時間帯でできるワークショップが「ご予約のオプション」として選択できます。
    もちろん、「ワークショップなし」という選択肢もあります。

    当日は見本をお見せするものの、道具と材料と少しばかりの知識とコツをお話しし、あとは自由に作っていただきます。
    ほぼ放置という感じですが、わからないことがあればお気軽におたずねください。

    また、時間が余れば、他のものも作ることができます。
    逆に当日の変更もものによっては可能です。

    きらら葉 #41


    きらら葉 #41



    独り言 #21 学校・ノート・自由研究

    とりたてて幸せな学生時代を過ごしたわけではありません。 学校や授業が特別好きだったわけでもありません。 教師になったり、学習塾をやっていたのも、勉強が好きだったからではありません。 それでも結局、友人TOKOさんと2人で立ち上げたルーチカは「憧れて卒業できない学校」が舞台だし、カフェでは授業のようなワークショップをやっています。 
    ルーチカのベースとなっている学校とは実体験での学校ではなく、古い外国映画に登場する寄宿舎や、昔読んだ漫画や小説の舞台となっている校舎や教室です。 それから、やらなければならない宿題は嫌いですが、自分が知りたい、わかりたいと思って始めた勉強や研究は好きです。 硫酸銅の結晶を育てていた理科室、古い博物図鑑が並んだ図書館、そんな延長にルーチカ図鑑やカフェでのワークショップがあるような気がします。
    先日、モロッコで採掘されたモロッコ硝子なるものを仕入れました。採掘しているモロッコ人は天然の硝子だと言っているそうですが、わたしが識る限りには天然の硝子はマグマ由来の黒曜石か隕石由来のものだけです。 いろいろな市場では「Vidro na Terra」とか「LandGlass」「アンダラクリスタル」などと呼ばれるものが出回っていますが、恐らく、どれも何らかの「人工的な硝子」だと思っています。それらがどんな理由にせよ万単位の価格で販売されていることには納得できないのですが、自分としては扱う鉱物自体の身元や正体、適正な価格をきちんと設定したいと思っているので、怪しいモロッコ硝子は電気炉で熔かしてみたりしました。この詳細はブログに書きましたが、もしかしたら自分が知らない天然硝子というものも存在するのかも思ったりしながら、ローマングラスや所有のフュージングやトンボ玉の硝子と一緒に融かしてみました。その結果が意味することは・・・・・その考察のために古い色硝子の原料などを調べてみたり、石英などの鉱物も電気炉に投入して、その違いを確認したり・・・日々、そんな自由研究を繰り返しています。



    きらら葉 #41


    人工琥珀
    琥珀は植物の樹脂が長い年月を経たもの。そこで、松脂を使って琥珀みたいなものを作ります。松脂はバイオリンの弦に着けたり、ロージンバッグなどに用いられることでもわかるように、出来上がったものを触ると
    手がべたべたする感じがします。また、温度の変化に弱く、すぐにひびが入ってしまいます。それでも着色したレジンには
    ない趣があります。
    人工琥珀は、小さな硝子壜に注ぐタイプと、レジンワークショップでも使っている金属の枠に透明なレジンを流しておいたものに注ぐタイプを選べます。硝子壜のタイプは、少しづつ琥珀を注ぎながら、内部に古書の頁紙片や乾燥させた植物標本、時計部品などを沈めます。昆虫の翅などをご持参されても、虫入琥珀のようで面白いものができます。金属枠タイプも切手の破片や歯車などを沈めて、こちらは最後にニスで仕上げます。

    万華鏡
    木枯らしのエチュード(真鍮製ミニチュア万華鏡)の製作を一時中断して大きな万華鏡を作っています。2ミラーは深海生物のようなので「深海万華鏡」、3ミラーはアラベスク模様みたいなので「アラベスク万華鏡」です。
     日常で使われている鏡は硝子の裏面に金属が蒸着されています。しかし万華鏡に使われている鏡は硝子の表面に蒸着されていて表面反射鏡と呼ばれています。木枯らしのエチュードもワークショップの万華鏡も表面反射鏡を使っています。また、紙製のスコープワークショップも行っていてこちらでは簡易なアクリルミラーを使っています。表面反射鏡の話と合せて、
    鏡についても少しだけ理解できるようにしています。深海万華鏡とアラベスク万華鏡のワークショップはブラックライトで楽しめる構造です。ちょっと変わった自分だけの万華鏡を作ってみてください。
    ワークショップといっても、これはカスタマイズという感じですので、当日はお好きなものをたくさん入れ、後日、ご自宅でまた、オブジェクト(中身)を入れ替えて遊んでみてください。



    きらら葉 #41

    きらら葉 #41


    鉱物倶楽部ワークショップのこと
    鉱物について、きらら舎ではただ蒐集するだけではなく、硝子壜や紙箱に入れて雑貨のように飾ったり、歯車をくっつけたり、懐中時計を模した金属ケースにコラージュしたりして楽しむことをご提案しています。さらに、鉱物を販売する際にその鉱物の特徴や、その鉱物にまつわる雑学的なエピソードを添えていたところ、面白いと言ってくださる方が多いので、それならば「理科的に識る」機会を設けてみようと始めました。最初は鉱物を特定してのワークショップでしたが、面白い所だけを寄せ集めて、今年より、鉱物倶楽部ワークショップとなりました。毎回、紹介・説明することは少しづつ異なりますが、毎回、必ず「水晶の螺旋を観る」「水晶の音を聴く」「蛍石の蛍光実験」「蛍光鉱物観察」を行うようにしました。

    水晶の螺旋
    水晶は珪酸塩鉱物です。珪酸塩鉱物というのは4つの大きな酸素原子が正四面体の頂点に位置し、その真ん中に小さな珪
    素原子がはまっているという「珪酸塩」が基本形です。これが頂点の酸素を共有したり、他の金属原子と結びついたりして
    さまざまな結晶構造を作っています。水晶の場合は四面体のすべての酸素が三次元的に共有され、しかも3回螺旋軸か6回螺旋軸に規制された配列を持っています。この螺旋構造を伸縮方向であるC軸に垂直な方向から偏光板を使って観察します。

    ※C軸に垂直な方向から・・・と記載しましたが、わかりづらくなってしまいました。正しくはC軸の延長線上から観察します。ですので、垂直は誤りです。

    水晶の音
    水晶は圧電体です。電圧を加えると、変形を生じ、固有振動数に近いある特定の周波数帯でのみ動作します。この原理を応用した電子部品が水晶振動子で、クォーツ時計やパソコンのCPUなどに利用されています。人間の耳でも聴くことができる周波数のもの(古い水晶振動子)でこの振動している水晶の音を聴いてみます。
    音はモスキート音で、お客さまの反応を見ていると、若い方のほうがよく聴こえるようです。電圧を加えることを止めて(スイッチをOFFにして)も、少しの間、聴こえるのは振動が続いている(急には止まらない)ことなので、そんなことも合わせてお愉しみください。

    蛍石の蛍石たる理由
    蛍石は蛍のように光るから蛍石。でもそれはブラックライトでの蛍光ではありません。実際にブラックライトで蛍光する蛍石もあるので、このことを勘違いしている方は多いかと思います。蛍石が蛍のように光るというのは強く熱した時、蛍石は強く熱するとどんなものでも光るのです。そんな蛍石の蛍光を実際にいろいろな産地の蛍石を熱して観察してみます。

    多色性
    菫青石は観る角度によって色が異なる鉱物です。太陽が見えない嵐の日でも、菫青石の多色性によって方角を知ることができたなどという逸話もあってバイキングのコンパスという俗称もあります。菫青石のいろいろな名前の紹介とともに多色性の観察をします。

    偏光と複屈折
    方解石(劈開片)を文字や線が印刷された紙の上に置くと文字や線が二重に見えます。これを複屈折といいます。また白雲母を偏光板を使って眺めると肉眼では単一の色にしか見えなかった雲母に虹色が見えます。この偏光板でさきほどの紙に上に置かれた方解石を見ると、二重に見えていた片方が消えます。
    方解石の複屈折については、角度によってもズレが変わります。そんなところも光学的な図などを用いて説明してみます。

    同質異像
    カバンシ石とペンタゴン石は同じ化学組成式を持つ同質異像の鉱物です。この観察と区別についてお話すると共に、ペンタゴン石の由来である星型双晶もルーペで観察します。合せて正しいルーペの使い方についても説明します。
    カバンシ石とペンタゴン石は都度、新しい標本をご用意します。 

    雲母
    雲母の名前の由来やその結晶構造について説明し、千枚はがしとも呼ばれる雲母を実際に剥がしてみます。また、蛭石を燃やす実験をします。
    剥がした雲母や燃やした蛭石は、日によってはオブジェ制作のワークショップと合わせて行います。

    ※ (誤)剥がして見ます → (正)剥がしてみます

    蛍光と蛍光鉱物観察
    物体が光を受け、ある波長の光だけを散乱させると、その物体ははね返した波長の色に見えます。この時、他の波長の光は吸収されているのです。ブラックライトは可視光線より波長の短い光です。光は波長が短いほうが、よりエネルギーを多く持っています。この高エネルギーを与えられた物質(原子)は励起状態になります。これが平常状態に戻る時に受け取ったエネルギーを放出します。この放出するエネルギーが可視光である場合は蛍光していることになります。蛍光する鉱物はそのような物質を含んでいるわけです。
    ・・・こんな話やブラックライトの波長の話と共に さまざまな蛍光鉱物のコレクションを真っ暗な店内にて観察します。
    カメラをご持参いただけば、その撮影もできます。

    この他、氷晶石や南極石の観察、八面体蛍石の劈開なども行っています。

    ※ (誤)氷長石 → (正)氷晶石

    鉱物倶楽部ワークショップは他のワークショップと異なり、理科の授業的に行います。ご予約のない方のご参加はできません。特に蛍光鉱物観察については店内の照明を落とすため、ご参加の方以外のご入店もできません。
    八面体蛍石の劈開ワークショップについては、破片が飛び散るため、主に、最初の時間帯にて行っております。ワークショップに参加されない方のご予約はできませんので、ご注意ください。



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    鉱物タルト
    懐中時計の形をして金属のパーツをタルト台に見立て、いろいろな鉱物の欠片や結晶をフルーツに見立てて、タルトのようなペンダントトップを作ります。サイズは一般的な懐中時計のサイズと小さいドールサイズがあります。色も金古美とピカピカな銀色から選べます。金古美はアンティークのような味わいがあり、銀ピカは盛った鉱物の色が美しく映えます。どちらの色にするかは当日、店頭にてサンプルなどをご覧になってから決めることができます。
    様々な鉱物の欠片や小さな結晶、歯車などの時計部品、アクセントにするための金属パーツや、予め製作しておいたレジン製の小さな翼など、お好きなものを好きなだけ使用できます。また、それ以外にも小さな鉱物標本をオプションでご用意
    していたり、店内で販売している鉱物やアンモナイトなどの化石、貝殻なども使うことができます。

    鉱物タルト
    容器は時々替わりますが、基本的に硝子の容器に苔と鉱物を寄せ植えし、ご希望でうさぎなどのフィギュアを添えて小さなジオラマを作ります。苔には根がありません。一見、根のように見えるものを持つ種類もありますが、これは仮根(かこん)と呼ばれ、岩などにくっつくためで、ここから水分や養分を体へ送ることはできません。苔は体全体で空気中の水分や養分を吸収しています。

    【スナゴケ】
    日向を好むので、室内の窓辺などに置いてください。
    水はやりすぎないようにし、乾燥して葉が閉じていても
    霧吹きで水をかけると星型に開きます。

    【タマゴケ】
    早春に小さな風船のようなサク(胞子嚢)を付けます。
    夏には赤く、冬には白くなります。半日向を好みます。

    このほか時期によってハイゴケ、ギンゴケ、シッポゴケなどを用意ています。その時に使える苔はWEBサイトにてご確認ください。


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    海月グローブ
    蛍光樹脂で拵えた光る海月と光るきのこ。これらをそれぞれ硝子製のスノードーム用のグローブとアクセサリー用のドームにセットします。海月グローブでは蛍光石や貝殻、琉球ガラスなどをお好みでブレンドして入れます。スノードーム用のキットを使用していて接着はしないため、水や中味を交換したりするのも気軽にできます。きのこドームのほうは、小さな硝子ドームのペンダントに人工モスや鉱物などを配置して、小さなジオラマや博物標本のように仕立てることができます。

    レジンアイテム
    作ったものを当日、お持ち帰りいただくために、レジンは硬化の早いUVレジンを使用しています。作れるものは大きくわけて2種類。1つはミール皿とも呼ばれる 金属製のパーツに切手や歯車や鉱物を配してレジンを流すもの。もう1つは金属製の空枠に予め透明なレジンを流しておいたものを使って、空中にアイテムが浮かんでいるように仕上げられるペンダントトップです。
    レジンに使う切手の選び方やレジンの流し方などをご説明して、後は自由に作品を作っていただけます。もちろんUVレジンならではの難しさや利点もあり、邪魔にならならいようにこっそり見守りながら口を出したりもします。歯車をはじめとする時計部品や鉱物の欠片、切手、古い外国語本の頁など、いろいろな材料をご用意しています。


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