天氣後報 II

硝子ドーム標本/卵殻

2014.08.08 Friday 12:14
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    ステルクララの博物館の隅っこに、古い硝子ドーム標本があります。
    それは身元不明の卵で、孵化したものと孵化していないものがあります。
    孵化していないものをX線で確認したのですが、X線も透さない殻でした。
    また、割ってみることも試みられたのですが、高性能のダイヤモンドカッターでもドリルでも殻に傷さえつけることができませんでした。
    爬虫類のものらしいことは、その後の研究でおおかた判明したのですが、それがトカゲ類なのか蛇類なのか、あるいは現在では存在しない種のものなのか、まったくわかっていません。
    100年ほど前にステルクララの森で大量に発見され、その時に標本にされたものです。
    後世への資料として、採集した場所に生えていた樹木の枝も硝子ドームには添えられていました。

    卵は孵化前のものはブラックライトで殻が青く蛍光します。
    しかし、孵化後の殻の表面は光ることはありません。
    代わりにかどうかはわからないのですが、孵化後の殻の内部には粘膜が硬化したような痕跡があり、それがブラックライトで蛍光します。



    ・・・・・なんて妄想ストーリーのついた、硝子ドーム標本。
    本当は八ヶ岳の麓で陶芸家をしているSPIRITさんが焼いてくれたものです。
    孵化後の蛍光はウラングラスによるもの。
    孵化前の卵の蛍光はきらら舎にて蛍光塗料を塗ったもの。水のような塗料なので、焼き物の表面にとてもよく浸透しました。

    硝子ドーム標本/卵殻

    孵化前

    硝子ドーム標本/卵殻


    硝子ドーム標本/卵殻

    孵化後


    硝子ドーム標本/卵殻

    孵化前の蛍光
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