天氣後報 II

蝶妖精の繭殻標本

2014.11.19 Wednesday 12:50
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    現在、上野の科学博物館で開催されている「ヒカリ展」。
    このイベントの物販にささやかですが、参加しています。

    来週くらいに追加納品の、まずは蝶妖精の繭殻標本ができました。

    蝶妖精の繭殻標本/きらら舎


    蝶妖精の繭殻標本/きらら舎

    ブラックライトで光ります。
    繭の開いている部分(内部が見える部分)にあてるとより蛍光は顕著です。

    蝶妖精の繭殻標本/きらら舎

    繭の表面の筋もぼんやり見えます。


    蝶妖精の繭殻標本/きらら舎

    暗い処で蓄光します。

    薄暗い場処だと上の写真のように開口部が見えていないと、蓄光はわかりづらいので、
    標本壜の中で、開口部が見えるように動かしてください。


    蝶妖精の繭殻標本/きらら舎

    真っ暗な処だと、繭殻を透して、内部の蓄光がわかります。
    実は、内部では3種類の蛍光&蓄光物を使用しています。
    部分によって蓄光の色が異なります。


    上記の針葉樹入バージョンはヒカリ展とカフェにて販売中。

    きらら舎用には葉の繊維ヴァージョンを作りました。

    蝶妖精の繭殻標本/きらら舎

    蝶妖精の繭殻標本/きらら舎

    蝶妖精の繭殻標本/きらら舎

    ブラックライトでは葉と繭が蛍光し、繭殻は暗い処で蓄光します。


    ところで。
    この繭は蚕の繭玉を使用しています。
    基本的には国産の繭玉ですが、カフェおよび、きらら舎のオプションで「変種」を選択するとちょっと変わった繭殻標本をお届けします。

    蝶妖精の繭殻標本/きらら舎

    変種は、繭の間の環境によって色や形が通常のものより変化したもの・・・という設定。
    上の写真がそうです。
    着色は一切していません。

    蝶妖精の繭殻標本/きらら舎

    見た目は通常と同じに見えるものでも、ブラックライトをあてると違いがわかります。

    蝶妖精の繭殻標本/きらら舎

    緑色に蛍光したり・・・

    蝶妖精の繭殻標本/きらら舎

    青白く蛍光したり(ブラックライトの可視光線による場合はもっと紫がかります)・・・

    蝶妖精の繭殻標本/きらら舎

    逆に檸檬色が薄緑に蛍光したり・・・

    変種は時々追加します。突然変異なのでww


    それから、繭玉の標本もカフェでご覧いただけるようにしました。
    まずは、その一部をご紹介します。
    少しづつこのページにもアップ(更新)します。

    野蚕種 【天蚕】
    薄緑色の美しい繭です。通常の繭玉に使用されるものより大き目です。
    ただ、ヤママユガの繭。
    やめればいいのに、ヤママユガの画像を検索してしまいました。
    カイコガは白くてまあまあ、写真で見る分にはきれいなのですが、ヤママユガはちょっと怖いです。

    繭/きらら舎



    在来種/日本 【桜姫】
    落花生の殻みたいなくびれた形。
    小さ目で「姫」というその名のとおり可愛らしい繭です。
    ただし、養蚕の言葉で「ヒメ」というと「姫蚕(ヒメコ)」というものがあります。
    蚕の画像を見ると、頭部の後ろ、第2体節に本来の眼ではなく、外敵を威嚇する意味だと思われる眼のような紋があり、これを眼状紋といいます。第5体節に三日月みたいな形の紋・・・三日月みたいなのですが半月紋があり、第8体節に黄色いシミみたいな模様、星状紋があります。こういう紋がある蚕を形蚕(カタコ)といい、逆に紋がない蚕を姫蚕というそうです。

    繭/きらら舎



    在来種/日本 【青白】
    青白(セイハク)という名前とは異なり、檸檬色をした繭です。
    上に桜姫と同様、もしかしたら、ここの色は繭の色ではなく、蚕とか成虫(蛾)の色なのか・・・
    調べてみます。
    繭/きらら舎



    在来種/中国 眠性種 【山東三眠】
    繭/きらら舎

    在来種というのは、交雑種が普及する前に実用品種として繭生産に用いられていた品種のこと(例外もあるそうですが)。
    在来種とか改良種という区別とは別に眠性種と呼ばれる種があります。
    蚕は通常、4回脱皮し、5齢幼虫になり、その後、繭を作ります。
    脱皮の前に数日間、動かなくなります。この状態を眠と呼びます。
    この繭の名前にある三眠は3回しか眠の状態にならない、つまり3回脱皮し4齢の後に繭を作る種類という意味。
    眠性種に分類されている種類では三眠蚕が多いのですが、一般的な四眠蚕以外はみな眠性種に分類されています。


    在来種/欧州  【ローザ】
    繭/きらら舎

    蜜柑色の繭。


    雑学ついでに、蚕の糞はきれいな六角形をしています。
    アスタリスクというか、ちょうどビーズにも使えそうな感じ。
    さらに、この糞は漢方では蚕沙(さんしゃ)と呼ばれています。漢方薬として効能を調べると結構優れものです。

    そして、これは有名な話ですが、抹茶味のものに使われています。


     
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