天氣後報 II

蛍石八面体劈開カフェワークショップのフォロー/鉱物レシピ060P

2015.05.24 Sunday 17:13
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    昨日のカフェでは最初の予約時間と2回目の予約時間にて各1テーブル4名様×2回の蛍石八面体劈開ワークショップを行いました。
    このところの劈開のワークショップは、できるだけ最初に劈開の感覚を体感していただくために、劈開の素直なイリノイ州産のハイランクチップをご用意しています。
    それでも、最初はなかなか難しいかもしれませんので、ここでおさらいしてみます。

    蛍石八面体劈開/鉱物レシピ060P

    本来、八面体劈開割は鏨で行われているものです。
    しかし、鏨の管理と扱いはなかなか難しいので、女性でも挑戦しやすいニッパーでの劈開割を推奨しています。
    上の写真では右のものはニッパーで割れますが、左のように厚みがある(14mmでした)場合は、鏨である程度まで小さくしてからニッパーを使います。

    蛍石八面体劈開/鉱物レシピ060P

    チップを選ぶ際には、劈開面ができるだけ平らなものが扱いやすいです。
    上の写真のものは、劈開のとおりに縞模様があります。この模様や、クラックなどの方向でも劈開の素直さ、また、その部分を割る場合にきれいに割れるかどうかが判断できます。

    蛍石八面体劈開/鉱物レシピ060P

    まず、このチップを割ってみます。
    カフェでのワークショップで使うチップはこんな感じ。
    手前の劈開面はきれいですが、右側はややカーブしています。ここは少し癖があると判断します。

    蛍石八面体劈開/鉱物レシピ060P

    割る順番ですが、まずは、細長く割る手順でやってみます。
    チップからできるだけ大きな八面体を作ろうとすると、チップの厚みが最大の辺の長さとなります。
    細長く割る時には、厚みと同じ(か、少しだけ大きく)幅で劈開面に平行に割ります。

    蛍石八面体劈開/鉱物レシピ060P

    角を落とします。
    ざっくり角を落とすとこんな感じです。
    1つの頂点を見た時に、その頂点に対して面が4つある場合、その頂点は生かすべき頂点です。

    蛍石八面体劈開/鉱物レシピ060P

    逆に頂点に対して、面が3つの場合は切り落とすべき頂点です。


    蛍石八面体劈開/鉱物レシピ060P

    ニッパーだと角度がわかりづらいという声があるので、割る角度にカッターをあててみました。
    カッターで切るわけではありません。
    あくまでもカットする目安です。

    蛍石八面体劈開/鉱物レシピ060P

    面が3つの頂点を落とし、ややいびつですは八面体が現れました。
    いびつでもいいので、とにかく、一気に正八面体を目指さないことがコツです。
    ここからも、一気に整形するのではなく、薄くスライスするように、目指す形に近づけます。

    蛍石八面体劈開/鉱物レシピ060P

    と、いうことで完成です!





    蛍石八面体劈開/鉱物レシピ060P

    さきほどは細長く割るところから始めましたが、今回は角を落とすところから始めます。

    蛍石八面体劈開/鉱物レシピ060P

    パチン!

    落とされた欠片は四面体をしています。
    四面体から八面体を作るのは楽です。きらら葉42に記載した「四面体から八面体を作る手順」をご参照ください。

    角を落とした大きなほうはすでに八面体の1つの頂点となっています(1つの頂点に対し、面が4つある)。


    蛍石八面体劈開/鉱物レシピ060P

    厚みと同じ(か少し太目の)幅に細長く割ります。

    1つの頂点はもう現れていますので、反対側の頂点を作ります。

    蛍石八面体劈開/鉱物レシピ060P


    蛍石八面体劈開/鉱物レシピ060P

    余分な部分を落とします。
    いびつですが、ざっくりと八面体にしてから整形していきます。




    売り物にする場合は、完璧に研いだ鏨で整形します。
    一回り小さくなりますが、すべての面をスライスする感覚です。
    各面は正三角形をしていますが、いびつな場合はこの大きさが異なるので、くるくる眺めて、小さ目に見える面を薄くスライスします。

    鏨の刃が甘いと白くなった部分が残ってしまいます。
    (削れてしまった部分は白くなっています)
    きらら舎実験室 | comments(0) | - | - |

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