天氣後報 II

箱庭標本

2015.10.26 Monday 12:02
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    カフェのワークショップ「鉱物テラリウム」。
    鉱物と苔の寄せ植えで、希望があればドイツのフィギュアメーカー プライザーのうさぎなどを配置していました。
    季節によって苔を変えていたり、真夏にはワークショップを休止していたりしたのですが、
    11月よりきちんとした形で「苔のスケジュール」を作り、ワークショップを行うことにしました。

    箱庭標本/きらら舎

    箱庭標本/きらら舎



    ★ 冬季の基本苔

    【スナゴケ】
    キボウシゴケ科 シモフリゴケ属 エゾスナゴケ・スナゴケ
    学名 : Racomitrium japonicum

    夏の暑さにも雪にも強い苔です。
    ただし、蒸れにはとても弱いので、密封されている容器の場合は特に水やりを控えるようにしてください。
    乾燥すると葉を閉じます。
    あまり乾燥し過ぎると、または乾燥している期間が長すぎると茶色くなって枯れてしまいますので、
    葉を閉じてカサカサしてきたら、霧吹きで葉を開かせてください。
    その際に容器内部についた水滴は綿棒などで除去します。
    息(二酸化炭素)を吹きかけてやるのも効果的です。
    時々、空気の入替をしてください。
    密封容器でも、時々、カバー(蓋)を数時間はずしておく時間を作ってください。
    陽は好きな苔ですが、陽が当たることで容器内の温度が上がって蒸れてしまうので、室内の明るい場所に置くといいです。

    スナゴケ/きらら舎

    スナゴケ/きらら舎




    【ホソバオキナゴケ】
    シラガゴケ科 シラガゴケ属 ホソバオキナゴケ
    学名  : Leucobryum neilgherrense C.Muell..

    俗にヤマゴケと呼ばれる苔です。
    半日陰〜日陰を好みます。
    湿度は適度に必要ですが、湿度が高すぎると枯れてしまいます。多少乾いても大丈夫なので、水やりは少な目でOKです。
    翁とか白髪という単語が名前に使われているのでもわかるように、乾燥すると白っぽくなります。
    それがおじいさんの白髪や髭のようなので、こんな名前が付いています。
    白くなった葉もきれいです。

    ホソバオキナゴケ/きらら舎

    ホソバオキナゴケ/きらら舎




    【ヒノキゴケ】
    ヒノキゴケ科 ヒノキゴケ
    学名  : Leucobryum neilgherrense C.Muell..

    俗にイタチノシッポと呼ばれる苔です。
    ワークショップでは若い株のみを使用しています。大人の株は環境の変化にとても弱く、すぐに赤くなってしまいますので、
    一度セットしたらあまり場所を変えないで育ててください。
    ただし、水やりと通風は必要です。
    日陰〜半日陰・・・つまり室内であまり明るくない場所に置いてください。
    容器に入っているので室内であれば気温はあまり気にする必要はありませんが、温度変化が少なく、ある程度温かな場所・・・リビングの隅っこなどが適正かもしれません。
    湿度は必要な苔なので、定期的に霧吹きで水分を与えてください。容器内に付着しないように、苔に狭範囲で水をかけるようにします。通風で温度変化を与えるよりは、時々、水やりの時とは別に蓋を開けて息を吹きかけるといいかと思います。

    ホソバオキナゴケやスナゴケが櫃鮨ばして胞子で増えるのに対して、ヒノキゴケは地下茎から新芽が出ますので、上葉が赤くなってしまってもそのまま育ててみてください。地下茎から新芽が伸びてくる場合が多くあります。

    ホソバオキナゴケ/きらら舎

    ホソバオキナゴケ/きらら舎

    箱庭標本/きらら舎

    箱庭標本/きらら舎



    冬季の基本苔は以上3種類。
    それぞれ好む環境が違う苔なので、寄せ植えではなく、どれか1つを選んだほうが管理は簡単です。
    もちろん寄せ植えでもかまいません。
    また、壜3つ並べるのも可愛いので、ワークショップでは3つ作ることも可能です。
    複数作る方のために、基本料金を下げて、鉱物などはオプションとしました。



    冬季のスペシャル苔

    【カサゴケ】
    ハリガネゴケ科 カサゴケ属 カサゴケ・オオカサゴケ・カサゴケモドキ
    学名(カサゴケ属) Rhodobryum (Schimp.) Hampe

    冬季はオオカサゴケを用意しました。
    本当は小さなものがよいのですが、カサゴケの流通量は極めて少ないので、用意できるのは最近はオオカサゴケばかりです。
    そして、価格も高いので、オプションとなります。
    日陰〜半日陰で高湿度を好むため、基本の苔の中ではヒノキゴケと合わせるのがいいかと思います。
    ただし、ホソバオキナゴケと寄せ植えした場合でも、水やりの際にカサゴケに集中すれば問題ありません。
    空中湿度を高く保つことが必要ですので、密封容器がお勧めです。

    オオカサゴケ/きらら舎

    箱庭標本/きらら舎

    箱庭標本/きらら舎



    【コウヤノマンネングサ】
    コウヤノマンネングサ属 コウヤノマンネングザ科 コウヤノマンネングサ 
    コウヤノマンネンゴケとも呼ばれます。
    アクアリウムにもできます。

    コウヤノマンネングサ/きらら舎

    箱庭j標本/きらら舎

    箱庭j標本/きらら舎



    基本料金 薬壜(S)¥1500 薬壜(M)¥2000  薬壜(L)¥3000
    スノーグローブ ¥2500 ビーカー300ml ¥3000 シャーレ(カバー付き) ¥2000
    (根腐れ防止剤やハイドロボール、土、スナゴケ専用砂、苔、容器、蛍光砂、蛍光石、ウラングラス、細かい鉱物を含みます。ただし、蛍光砂と蛍光石は容器により使える上限量があります。)
    ★ 薬壜は口が小さく深いのでやや技術が必要です。
    ★ スノーグローブは植えることができるサイズは直径38mm程度なので、たくさんは盛れません。
    ★ ビーカーとシャーレは植え易いのでお薦めです(ビーカーは保温保湿が容易です)。

    鉱物オプション 標本によって異なります。

    陶器の家 小¥400、大¥600(窓に灯加工ができます)

    カサゴケ 時価
    コウヤノマンゲングサ 時価


    カフェでは苔だけの販売もしています。
    苔販売/きらら舎


     
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