天氣後報 II

今年のツダナナフシ

2018.05.03 Thursday 12:40
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    昨年の8月21日に、アクアリウムバスでツダナナフシを買いました。

    甥と半分こして(バックアップの意味があります)孵化させました。

     

    昨年購入時のブログ   >>ツダナナフシ

     

    昨年はわたしは3つだけ担当しました。

    このうち、AとCが孵化しました。

     

    虫は苦手なので、孵化してからは飼育は甥の担当です。

    ツダナナフシはアダンという植物の葉しか食べません。

    アダンの栽培も、おばさんにああだこうだ(沖縄の植物なんだから、そろそろ家の中にしまいなさいとか)言われながらも甥がやります。

     

    孵化したのが9月中旬。

    数日に一度、霧吹きで水分を与えていたところ、フタの裏側に孵化したのがくっついていました。

     

    孵化した時のブログ  >>ツダナナフシ孵化!

     

    生まれたては結構可愛いです。

    若草色もきれい・・・

     

    ツダナナフシ/きらら舎

     

    孵化して数日後に発見

    ツダナナフシ/きらら舎

    ツダナナフシ/きらら舎

    ワレカラにも似てます。
    ツダナナフシは1989年に西表島で見つかったばかりのナナフシで、その大きさに驚く人も多いと思います。
    前述のとおり、餌はアダンという海浜植物なので、ツダナナフシを飼育する場合にはアダンの栽培が必須となります。
    ランニングコストを気にしない場合は葉1枚50〜100円くらいで通販でも販売されているようです。

    アダンの種子は浮力が大きいので、海流にのって熱帯から分布圏を広げてきました。
    ツダナナフシの卵も海水に浮きます。卵の内部はいくつかの層があり、中間にあるコルクの層によって浮力を得ていると考えられます。
    アダンを主食とするツダナナフシがアダンの種子と同様に海流に乗って移動ができるのは、棲息域の拡大と同時に餌の確保もでき、実に考えているなあと思います。

     

     

     

    最初の個体から2か月経過してからやっと孵化したもの

    ツダナナフシ/きらら舎ツダナナフシ

    生れたばかりの幼虫は水もよく飲みます。

     

     

    ツダナナフシ/きらら舎

     

    ツダナナフシ/きらら舎

    脱皮を繰り返して大きくなっていきます。
    だんだん緑が濃くなって縞模様がはっきりしてきました。

     

    ツダナナフシ/きらら舎

    そして今月。

    ずいぶん苦手な感じになってきました(笑)

    飼育容器にいるから怖くないけど、突然机の上に飛んで来たら、ぎゃあ!ってなりそうです。

     

    毒液を噴射します。

    ミント(湿布薬)のような香りがします。。

     

     

    今年は、夏を待たずに卵を入手することができました。

     

    ツダナナフシ/きらら舎

    また、半分こ。

    昨年のものより、少し色が薄い感じです。

     

    昨年は夏も終わり近くで、ここ数年は秋の訪れが早いこともあり、湿らせたティッシュは上にもかぶせていましたが、今年はこれから夏を迎える時期なので、上を覆うのはやめてみました。

     

    ツダナナフシ/きらら舎

    蒸れてカビが発生しないようにするためですが

    覆ってしまうと、孵化してすぐには気づかないというデメリットもあるので。


    研究によると、海水に浸された卵のほうが孵化率があがるとか。
    見た目的にやや心配な卵に関しては、海水に浸すという作戦も考えてみようかと思っています。

     

    ツダナナフシ/きらら舎

    ナナフシ容器、セット完了です。

     

     

     

     

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    タコクラゲポリプ

    2018.05.01 Tuesday 12:55
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      サカサクラゲとミズクラゲのポリプはどんどん殖えていて、

      餌を極力与えずに増殖スピードを制御しているほどなのですが、

      タコクラゲポリプはとても小さいということもあって、なかなか難しかったのですが

      何度かポリプ壜システムを変えてみたりしながら、何も見えない壜にとりあえずはブラインシュリンプを投入していました。

       

      そして、今朝。

      ようやく、タコクラゲポリプ壜にポリプらしきものを発見!

       

      ただ、サカサクラゲが混入した可能性もあるのですが、

      形的にタコかなあ・・・・・・タコだといいなあ・・・・・

       

      ミズクラゲには柄のようなものがほぼなく、

      壜の壁や底、基質に乳白色の粒がついている感じで、そこから触手が伸びています。

       

      サカサクラゲとタコクラゲは 鉢虫綱 根口クラゲ目と同じ。

      ポリプも柄の先にチューリップのような形のものがついています。

       

      クラゲ/きらら舎

      三角形の傘みたいなサカサクラゲポリプ

       

      クラゲ/きらら舎

      クラゲ/きらら舎

      タコクラゲポリプ壜にいたポリプ。

       

      タコクラゲメデューサ(成体)の丸っこい形を彷彿させる形・・・・・に見えなくもない。

       

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      ムシロガイとタマクラゲ

      2018.04.24 Tuesday 11:46
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        タマクラゲ(学名: Cytaeis uchidae Rees)は、ヒドロ虫綱花水母目に属するクラゲの一種です。

        直径わずか1.5mmほどの小さな丸いクラゲです。

         

        ヒドロ虫綱はポリプが細い糸みたいな種類。

        細い糸みたいなものはストロンと呼ばれる、植物ならば地下茎みたいな感じです。
        ストロンからポリプが出ます。別にクラゲ芽と呼ばれるポリプとは違うものが出て、そこにクラゲがちょうど実がなるみたいに出現し、やがて拍動を始めて遊離します。

        タマクラゲのポリプはムシロガイ(学名: Nassarius ivescens)の殻の上に付着します。

        生きたムシロガイ以外でポリプを飼育することにはいまだ誰も成功していないという不思議な共生です。

        付着している貝が死ぬとポリプはクラゲを放出して死ぬそうです。

        こりゃあ、飼育は難しそうだと思っていたのですが、

         

        「ポリプが付着している貝が死んでも、同じ水槽に生きたムシロガイがいれば、ポリプは生存し続けられる。」

         

        生きたムシロガイが分泌する何らかの物質によってタマクラゲのポリプは死んだ貝殻の上にあっても生きていけるということらしいのです。

        まあ、クラゲが出ても生まれたてだと1mm程度なので、気づけるかどうかも不明で、飼育する愉しみは少ないかもしれませんが。それでも飼育してみたかったのには気になっていることがあったためです。

        それは

        「生体内に緑色蛍光タンパク質(Green Fluorescent Protein; GFP)様の物質を持ち、青色光を照射すると緑色の蛍光を発する。」という研究報告があるのです。

        ポリプ、クラゲ芽、成体に GFP様の物質が局在するらしい。

        これを見てみたいのです。

         

         

        そこで、まずは複数のムシロガイを小さな水槽に入れてみました。

         

         

        ムシロガイとタマクラゲポリプ/きらら舎

        通常は砂に潜っています。

        たまに水管だけが砂の上ににゅっと出ていたりします。

         

         

        ムシロガイとタマクラゲポリプ/きらら舎

         

         

        誰もいないように見える水槽に、賞味期限切れの釜揚シラスを入れてみました。

        あっという間に砂から出てきて喰らい付きます。

         

        ウミホタルもそんな感じです。
        何にもいないように見える水槽に餌を入れると、砂の中からわらわらとウミホタルが出てきて餌に群がります。
        匂いがわかるのでしょう。

        ムシロガイが産卵し、ベリジャー幼生の出現期にタマクラゲ成体も産卵します。

        受精卵からプラヌラとなって海中に飛び出した時に、運よく、ムシロガイの稚貝と出会って共生が始まれば一安心というわけです。

         

        ムシロガイとタマクラゲポリプ/きらら舎

        貝殻の表面の毛みたいなものがポリプです。

         

        ポリプにブラインシュリンプを与える時は、ムシロガイの食事タイムに合わせなければなりません。なぜなら、普段は砂の中なので、ムシロガイが出てこないとポリプも餌にありつけないのです。

         

        ムシロガイとタマクラゲポリプ/きらら舎

         

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        ワレカラ

        2018.04.22 Sunday 09:37
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          博物ふぇすてぃばる!でのガクモンからエンタメ☆テーマは『鉱物の蛍光と生物の発光』・・・・・なのですが、マイナーな(ペットショップには売っていない)生き物について、博ふぇす用にちゃんとまとめてみようかなと思いたちました。

          無論、まじめな研究発表なんかではありませんが。

           

           

           

          ワレカラ

           

          文学部文学科だったので、古い書物(『古今和歌集』や『山家集』、『伊勢物語』など)に登場する「藻に棲む虫、ワレカラ」の名前だけは知っていました(ちなみに、ワレカラは甲殻類、エビの仲間で虫ではありません)。

          大人になって、クラゲポリプやボルボックス、ミジンコ、最近ではウニや有孔虫やウーパールーパー(卵)なども増えて、さながら机の周りには小さなタイドプールともいえる壜や小さな水槽が並んでいます。

          ここにワレカラを追加しない理由はありません。

           

           

          【ワレカラ/Caprella equilibra】

           

          節足動物門

          甲殻亜門

          フクロエビ上目

          Caprelidira 目

          Caprelloidea 科

           

          詳しいことは前述のとおり小冊子かフリーペーパーにまとめます。

          次に出版する本にも、なんとかコラムなどで入れたいともくろんでいます。

           

           

          ワレカラ。

          これはオオワレカラだと思います。

          (わかる方、ご連絡ください)

           

          ワレカラ/きらら舎

          ちょうど陸上のナナフシのようです。

          藻につかまって、かなり激しくユラユラしたりします。

          じっとしていると藻の枝と同化してしまい、どこにいるのかわかりません。

           

           

           

          ワレカラ/きらら舎

           

           

          基本、藻につかまってじっとしたり、ユラユラしているのですが、シャクトリムシのように体を折り曲げて移動します。

           

           

          うっかり藻から落ちてしまいました・・・・・

           

          ワレカラ/きらら舎

          が、このあと、ふわっと浮いて、またアオサに飛び乗ることができました。

           

           

           

          海藻に捕まっているのだから海藻を食べるのかなと思っていました。

          でも、実験的にいろいろな餌を与えてみました。

           

          クリルやシラスも食べました。

          でも、一番、ワレカラたちが騒いだのが生の桜エビ。

          母の好物で、この季節にしか食べることができないので、早速買ってきました。

          それを少しいただきました。

           

           

           

           

          ワレカラ、ごはん奪われる!

          ワレカラA [うまい、うまい」
          ワレカラB 「くれよ・・・・・くれよ・・・・・えい!!」

           

           

           

           

           

          ワレカラ、泳ぐ!!

          通常は海藻の上をよいしょ、よいしょと、シャクトリムシのように移動するのですが、
          やるときゃやります。
          なんと、泳ぎました!

           

           

           

           

           

          ワレカラ母さんのおなかが!

          ワレカラのメスはおなかに育児嚢をもっているのですが、なんだか膨らんだり、縮んだり・・・・・
          最初におなかが膨らんだ瞬間、右上にいたワレカラがびっくりするのが笑えます。

           

           

           

           

           

          ワレカラの赤ちゃん

          ワレカラの赤ちゃんが生まれました。
          生れてからしばらくの間は母さんの体にくっついて暮らします。
          それにしても、ワレカラ母さん、赤ちゃんまみれww
           

           

           

           

           

           

           

          ワレカラの母さんにあげたシラスを・・・

          ワレカラの母さんにシラスをあげました。
          奪い取るようにシラスをつかんだ母さん。
          それに赤ちゃんも群がってきました。
           

           

           

           

           

          【ワレカラ飼育メモ】
           

          基本的に毎日、シラスやクリルを小さくちぎってピンセットで与えています。

          急に差し出すとビクッとのけぞります。

          全員に餌を渡せるわけでもないので(ウメボシイソギンチャクと違って、どこにいるかがなかなかわかりづらい)もらえなかった奴らは藻を食べます。

          マルチライフ付きのホンダワラの束を沈めておいたところ、1週間で見るも無残な姿となりました。

          落ち葉舞い散る水槽と化していますが、枯れたのではなく、食い荒らされているのです。

          落ちた葉も拾って食べていたりします。

           

          ところが!!

          なんと共喰いもします。

          大きなワレカラが何かエビみたいなものをくわえているので、ヨコエビかと思ってよく見たら小さなワレカラでした。

          喧嘩して噛みついて勝ったという状況なのかと思って見ていたのですが、一向に放しません。

          取り上げた時には小さなワレカラはすでにご臨終。

          水槽には2種類のワレカラが確認できています。

          でも、共喰いは同じ種類みたいでした。

          今以上に餌を与えないと、「そして誰もいなくなった」となりかねません。

           

          シラスなどを投入すると水質悪化が進むので、まずはホンダワラを追加してみたいと思います。

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          グリーンヒドラとタマミジンコ飼育方法

          2018.04.09 Monday 14:50
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            グリーンヒドラをご購入いただいた方へのサポートページです。

             

             

            グリーンヒドラについては、以前の記事をご参照ください。  >>グリーンヒドラの販売/きらら舎海月倶楽部

            ミジンコの記事はこちら  >>ミジンコ

             

            ご注文されたら、まず2Lのミネラルウォーターを買ってグリーンヒドラたちを置く予定の場所の近くに置いておいてください。

            直射日光が当たらない明るい場所がベストです。

            空調の吹き出しや暖房も当たらないようにしてください。

             

            飼育の適温はミジンコが15〜25℃。グリーンヒドラは22〜27℃です。

            なので、20℃を切らないように、25℃を超えないようにするのがベストですが、急激な温度変化でなければ、少し超えても問題ありません。

             

            グリーンヒドラは体内にクロレラを共生させていて、クロレラの光合成による栄養分をもらっているため、餌やりが少なくても結構元気です。

            餌はブラインシュリンプかタマミジンコ。

            タマミジンコはできるだけ小さ目なものを選んでください。

             

            ブラインシュリンプは餌として与えるにはちょっと手間がかかります。

            しかし、このほうが確実に確実に捕食ができるので、挑戦してみてください。

            詳細は>>グリーンヒドラの販売/きらら舎海月倶楽部に記載しています。

             

            他にブラインシュリンプを食べる生物は飼育していない場合は、タマミジンコを与えてください。

            グリーンヒドラと一緒にミジンコも買ってくださった方へは

            ・餌

            ・増殖補強餌

            ・スポイト

            をセットしています。

            ミジンコは発送する場合は、500mlのペットボトル入りです(店頭受け取りの場合は最初から飼育容器に入れています)。

            到着しましたら、ミネラルウォーターとミジンコボトル、グリーンヒドラを直射日光の当たらない場所に2時間ほど置いておいてください。これで温度を合わせます。

            ミネラルウォーターは軟水であれば何でもかまいませんが市販の安い日本産のものがよいみたいです。

             

            飼育容器にミジンコを入れます。ミネラルウォーターをミジンコの入っていた容器に少し入れて、回し、内部に残っている(かもしれない)ミジンコを飼育容器に入れます。

            餌は錠剤になっているものがメインです。

            カッターで削り、ほんの少しだけ粉を飼育容器に落とし、割りばしなどで軽く混ぜてください。

            週1回の給餌で1錠は2か月くらい持つと思います。

            ミジンコがあまり殖えない場合は増殖増強餌(最初から粉になっているもの)を一つまみいれてください。

             

            グリーンヒドラは小さな容器に入れて送っています。

            ガラスの容器がグリーンヒドラ容器なので、これにミネラルウォーター入れて、グリーンヒドラを移してください。

            丸いボールは濾過の役目とグリーヒドラの部屋の役割をしますので、これも入れます。

            さらに、容器やフタにもついている可能性があるので、よくみて、スポイトで取って飼育容器に移してください。

             

            週1くらいでミジンコをグリーンヒドラの3倍の数くらいグリーンヒドラの飼育容器に入れてください。

             

            スマホ顕微鏡 L-EYEをお持ちの方はシャーレにグリーンヒドラを入れて、ここにミジンコを入れると捕食を観察できます。

            水滴に閉じ込めるイメージで、できるだけ少ない水で観察してください。

            観察後、放置すると乾燥してしまうので、早めにスポイトで飼育容器に移してください。

             

            水は月に1回くらい、半分を換えてください。

             

            ミジンコは水替えは基本的に不要ですが、容器内部の壁に苔が発生してしまった場合は、

            新しい容器を用意して、水ごと新しい容器に移してください。

             

            ミジンコはどんどん殖えるので密度が高くなってきたら容器を大きくするか、

            メダカなどへ給餌してください。

            グリーンヒドラも殖えますが、餌の量と頻度である程度調整ができます。

             

             

             

             

             

             

             

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