天氣後報 II

ドイツ黒い森の蛍石

2018.05.03 Thursday 09:56
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    最近、ヨーロッパの業者からも仕入れを始めました。

    スペインに続いて、スイス。

     

    しかし、日常会話はドイツ語という業者の拙い英語と、わたしの低い理解力で、

    「産地は?」・・・・・に対して、業者は自分の国を応えていたり。

    ラベルをちゃんと見なかったりしたため、うっかりスイスの蛍石が来るよ!ってツイートしてしまっていましたが

    黒い森のやつでした。

     

    Oberkirch-Hesselbach,

    Schwarzwald 

     

    シュヴァルツヴァルト(Schwarzwald)は、ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州に位置する森(山地)です。

    ドイツ語の意味は「黒い森」。

    間隔をおかずに植林されたドイツトウヒの森で、暗いこと、黒く見えることからそんな名前となりました。

     

    とりあえず到着したものを無作為に開けてみました。

    1つ1つキッチンペーパーで包まれているので、適当に5つ。

     

    ドイツ黒い森に蛍石/きらら舎

    ビンガム産に見紛うような濃い青色の欠片と、青みが強い緑系の欠片。

    写真で緑系の透明感が分かりづらいですが、透明度はあり、神秘の湖みたいな色合いです。

     

     

     

    ドイツ黒い森に蛍石/きらら舎

    LEDライトを背後に置いてみるとこんな感じ。

     

    ドイツ黒い森に蛍石/きらら舎

    緑系の蛍光はとても強いです。

     

    ドイツ黒い森に蛍石/きらら舎

    ドイツ黒い森に蛍石/きらら舎

    青色のものも蛍光するので、強弱の感じはもとの色にもよるのかもしれません。

     

    ビンガム産と違うところはほとんどカラーチェンジしないところ。

     

    サイズとランクなどで2つに分け、各300円と500円にて明後日のカフェから販売します。

    余った分はきらら舎で再来週から販売します。

    (来週、本の撮影がある予定なので、再来週のアップとしましたが、撮影日程によって変わります)

     

     

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    藍銅鉱

    2018.05.01 Tuesday 14:20
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      藍銅鉱というと、濃い青色の結晶というより、球状のものを思い浮かべる場合が多いかもしれません。

      鉱物はいろいろな産状があるのが楽しいです。

       

      今回はラベルには藍銅鉱と記載があります。

       

      【藍銅鉱/Azurite】

      Sepon Mine, Savannakhet Province, Laos

       

      サワンナケート県( Provinceは州とか県とかの区画を示します)はラオス中南部に位置し、県内にはクメール遺跡があり、

      恐竜の化石などの産地でもよく登場します。

       

      A

      藍銅鉱/きらら舎

      藍銅鉱/きらら舎

      藍銅鉱/きらら舎

      濃い藍色の結晶が藍銅鉱です。

      ルーペで観察すると、球状結晶の表面のような微細な結晶が集合している部分もあります。

       

      藍銅鉱は孔雀石とともに銅の鉱床上部の酸化地帯から産出される、銅の二次鉱物です。

      藍銅鉱の化学式は

      Cu3(OH)2(CO3)2

       

      写真の緑色部分は孔雀石です。

      孔雀石の化学式は

      Cu2(OH)2(CO3)

       

      非常に似ています。

      藍銅鉱から孔雀石に変化する場合も少なくありません。

       

       

      B

      藍銅鉱/きらら舎藍銅鉱

      藍銅鉱/きらら舎藍銅鉱

      藍銅鉱/きらら舎藍銅鉱

       

      藍銅鉱と孔雀石はともに、岩絵の具の原料でもあります。

      この標本をこのまますり潰して絵の具にしたら、どんな色になるのか、やってみたいです・・・・・が勿体ないのでこのまま販売します。

       

       

       

       

       

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      タコクラゲポリプ

      2018.05.01 Tuesday 12:55
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        サカサクラゲとミズクラゲのポリプはどんどん殖えていて、

        餌を極力与えずに増殖スピードを制御しているほどなのですが、

        タコクラゲポリプはとても小さいということもあって、なかなか難しかったのですが

        何度かポリプ壜システムを変えてみたりしながら、何も見えない壜にとりあえずはブラインシュリンプを投入していました。

         

        そして、今朝。

        ようやく、タコクラゲポリプ壜にポリプらしきものを発見!

         

        ただ、サカサクラゲが混入した可能性もあるのですが、

        形的にタコかなあ・・・・・・タコだといいなあ・・・・・

         

        ミズクラゲには柄のようなものがほぼなく、

        壜の壁や底、基質に乳白色の粒がついている感じで、そこから触手が伸びています。

         

        サカサクラゲとタコクラゲは 鉢虫綱 根口クラゲ目と同じ。

        ポリプも柄の先にチューリップのような形のものがついています。

         

        クラゲ/きらら舎

        三角形の傘みたいなサカサクラゲポリプ

         

        クラゲ/きらら舎

        クラゲ/きらら舎

        タコクラゲポリプ壜にいたポリプ。

         

        タコクラゲメデューサ(成体)の丸っこい形を彷彿させる形・・・・・に見えなくもない。

         

        海月やその他生物(第弐標本室) | comments(0) | - | - |

        タンザナイトカラー蛍石

        2018.05.01 Tuesday 10:46
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          2016年の新産蛍石。

           

          Yongchun Mine, Quanzhou Pref, Fujian, China

          (中国福建省泉州県永春鉱山)

           

          タンザナイトカラー蛍石/きらら舎

           

          きらら舎では、お小遣いで買える標本を中心に扱っているので、

          新産から日数は経過したものの、価格が下がらないタンザナイトカラーと呼ばれるこの福建省Yongchun Mineの蛍石。

          なかなかいいものをたくさん仕入れることができません。

           

          結晶の形が、この鉱山特有の丸っこい形をしていて、透明度もそこそこある・・・・・という標本に出会った時に仕入れています。

           

          そんなわけで、今回も1つだけ。

          (ちなみにカフェにも1つくらいは在庫あったと思います)

           

          タンザナイトカラー蛍石/きらら舎

          タンザナイトカラー蛍石/きらら舎

          タンザナイトカラー蛍石/きらら舎

           

           

           

           

           

           

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          ハックマン石

          2018.05.01 Tuesday 09:52
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            ハックマン石・・・・・

            ホリミネラロジーの 堀 秀道さんの著書で、黒紙に包んでおいた標本を見学者が開けてしまい、慌てて包みなおしたというエピソードが書かれている、その石です。

             

             

            掘り出される前はライラック色(堀さんはバラ色と表現しています)で、光に当たると灰白色に変色してしまいます。

            普通に販売されている場合、照明下にあるため、すでに灰色の地味な色になっています。

            ハックマン石は方曹達石の亜種で、含まれる硫黄がアクチベーター(活性因子)となり、ブラックライトを照射すると強い蛍光を発します。

            また、光があたって色が変わった部分にブラックライトを当てると色が戻ってくるという性質もあります。

            「テネブレッセンス」と呼ばれています。

            語源はラテン語の「暗闇(tenebrae)」にあります。イタリア語でもテネブローソ(tenebroso)は「闇」という意味です。
            美術で、光と闇のコントラストを強調した手法『明暗対比画法』をテネブリズム(tenebrism)と言うのも多分同じ語源だと思われます。

            テネブレッセンスをより一般的な科学用語で探せばフォトクロミズム(photochromism)というものがあります。

            クロミズムとは、物質の色が外部からの刺激によって可逆的に変化する現象のことです。

             

             

            ハックマン石/きらら舎

            これはGWの三省堂さんイベントに納品したもの。

            3cm角の手作り紙箱に、アフガニスタン産のハックマン石と、カナダケベック産の閃長岩を伴ったハックマン石をそれぞれ入れました。

            5月5日のカフェときらら舎でも販売します。

             

            ハックマン石/きらら舎

            ケベック州産のほう。

             

            ハックマン石/きらら舎

            アフガニスタン産のほう。

             

            アフガニスタン産はハックマン石ではよくある霞石が母岩。

             

             

            大き目の一点モノ。

            これはカナダのほう。

             

             

            Mont Saint-Hilaire, Quebec,Canada

             

             

            ハックマン石/きらら舎

            ハックマン石/きらら舎

            ハックマン石/きらら舎

            カスミ石母岩のものと比べて、青灰色の部分があり、白色部分はカスミ石の乳白色よりきれいな白です。

             

            ハックマン石/きらら舎

            ハックマン石/きらら舎

            ハックマン石/きらら舎

            白い部分が蛍光していることがわかります。

             

            ハックマン石/きらら舎

             

            ハックマン石/きらら舎

            何万円もする立派な標本ではないので、結晶の形などもわからないのですが

            ずっとブラックライトを当てておいてみると、色がわずかに戻る(テネブレッセンス)のがわかるかもしれません。

             

             

             

             

             

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